この声が届くまで





「 誰?てか…愛彩、大丈夫? 」

「 ……… 」

「 親友だよね、愛彩 」




もうやめて、そんな笑顔で笑わないで

あんたは本当の悪魔だよ




「 トイレ… 」

「 ちょっ、愛彩! 」




莉央ちゃんには話せない

というより、知られたくない



せっかく出来た友達なのに

また、笑えるって思ったのに


どうしてあなたは私の前に現れるの?






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