この声が届くまで





あまりにも大きい声だったため
回りの視線が一気に集中した



関係ない


とにかく、私の手帳…




「 捨てたわよ 」




しばらく方針状態だった私を

莉央ちゃんは何も聞かずに迎えに来てくれた



ごめんね、ママ

ママとの思い出、消えちゃった…



七瀬…

どうして目を合わせてくれなかったの?


さすがに嫌いだよね、こんな女






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