この声が届くまで





ポトッて、何かが落ちた




「 あった、良かった… 」




捨てられたかと思った

ママが最後に残した私へのお守り


愛彩のタカラモノ。




「 あいつとはケリつけてきた 」

「 どうゆう… 」

「 悪かったな、今まで 」




ねぇ七瀬、

皐より愛彩を選んでくれたんだよね?


愛彩のことが好きなんだよね?




信じてもいいよね―――…






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