この声が届くまで

奏side






「 奏 」

「 持ってきた? 」




目の前には皐

その手の中には写真、ネガ、カメラ


内容は見たくなかった



だから俺はライターで焼いた




「 次こんなことしたらぶっ殺す 」




皐は今にも泣き出しそうな顔で走って行った





< 72 / 269 >

この作品をシェア

pagetop