この声が届くまで





「 返事は? 」

「 ぅん… 」




そうだ、君に伝えたいことがある


突然、何の予告もなく舞い降りた天使

最初は憎かった
あなたがお腹に居るってことが



何も知らない人に

それもレイプという形だったけど


だけどそれは紛れもない命で
いつしかそれはかけがえのないものになっていた



あなたに出会えて良かった

生まれてきてくれてありがとう―――…






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