ねぇ、私にしてよ。
「え……」
真夜中の午前0時。
君の声が、私の頭の中に響き渡る。
『だってさぁ、そんな一緒に
帰れないだけで
喧嘩するくらいなら
別れたほうがよくね?』
そんなこと
私に言わないで。
別れちゃえば
って、言いたくなるから。
「でも、……いつも喧嘩ばっかりなわけじゃないじゃん
学校じゃあんたも十分楽しそうに話してるし」
そうだよ
少し頬を赤らめて話す姿なんか
私には見せてくれないじゃない
「それに、あの子がいなくなったときのこと考えてみなよ
寂しくないの?」
どうせ寂しいくせに
寂しいから
私に電話するくせに
『ん~……まぁ、そりゃあ…』
「ほらね。
学校で少しでも一緒にいてあげるとか、方法がないわけじゃないじゃん」
その代わり、
今まで以上に
私と話す時間がなくなるけれど。