地味女が巻き込まれました。【下完】



「そうかよ……」



麗は泣き崩れる綾香を見て、悲しい色に瞳が染まる。


「何か会ったら言えよ?」


俺が、そう言っても、綾香は只顔を俯けるだけ。


そして、立ち上がると無言で、ドアをゆっくりと閉めてしまった。



俺達は諦めて、車へと戻ろうとした時。



< 176 / 320 >

この作品をシェア

pagetop