地味女が巻き込まれました。【下完】
「じゃあ、俺達にどうしろっていうんだよ…!」
俺は、そう叫ぶ。
頭が回らない…どうすれば、綾香を助けることが出来るのか。
こうしている間にも綾香……が。
そう、考えるだけで俺の頭の中は思考回路が停止しそうになる。
「協力プレイ。」
「あ”?」
「僕だって、綾香が捕まっているというのに、指銜えて呆然としているだけじゃ格好悪いだろう?だから、僕達鬼虎は、全力でお前達を援護してやろう。…どうだ?」
確かに、今の神龍だけの戦力じゃ、一条組に勝てるわけ無いだろう。
鬼虎が、戦力に入れば…もしかしたら…。
竜と組むなんて、考えられなかったけれど、綾香の為ならやむをえない。
「短期間だけ…鬼神の復活だ…」
伝説の暴走族・鬼神は再び結成された。