地味女が巻き込まれました。【下完】

外装通り、内装も和風で廊下らしき場所に俺達は侵入した。



「ゴホンッ…、裏口からですか…礼儀がなってない方達ですねえ…。」



俺達の目の前に突如、執事の様な格好した奴が現れる。

何だコイツ、気配が無かった…。


竜も、俺も、幹部も誰もこの男が近付いていた事に気づかなかった。



「お前、誰だよっ!」



バカ陸は、挑発する様に声を荒げていった。



「私は、蕪木という者です。一条家に仕えています。そして…今から貴方達の対戦相手になる者です。」



ククッと、何も面白いことなど無いのに、目の前の男は笑いを溢す。


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