地味女が巻き込まれました。【下完】
バキッ!!
「流蛇!!」
突然流架に殴られた流蛇は大きな音と共にその場に倒れこむ。
「僕に逆らう奴は要らないんだよ。この、裏切り者め。」
バキッ、バキッ!
何度も繰り返し蹴りを入れる。
本気でやってる…、この男手加減する気が無い…っ。
このままじゃ、流蛇が死んじゃうよっ…
「やめて!!!」
「ククッ…、じゃあ綾香ちゃんが自ら僕の場所に来なきゃね。」
本当は行きたくない。
でも、そんなこと言ってる場合じゃなかった。
私も、流蛇みたいに勇気を出してこの男と正面から戦わないと。