地味女が巻き込まれました。【下完】



「綾香、返して貰うから。」



余裕の笑みを溢す、廉。



「れ、ん…!」



私は行き先を変え、廉の元へと行こうとする。



グイッ



それを阻むのは、流架の腕。


強く、腕を引っ張られ体を持って行かれる。



「綾香ちゃん、良いのかな。あの子逹どうなっても。」



ククッと笑いながら私の耳元で囁く。


そして、私の頭の中であの時の映像がフラッシュバックする。



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