地味女が巻き込まれました。【下完】
部屋に現れたのは、鬼虎の皆とお兄ちゃんと………誰、だろう。
20代後半くらいの綺麗な女の人を先頭に二人の男が後ろに付いていた。
「綾香~~久しぶりぃい!」
私に抱き着いてきそうな勢いのお姉さん。
その声は何だか懐かしい。
「あんな小さい頃に会ったんですから覚えてるわけないじゃないですか。」
「あら、そう言われてみたらそうね。」
後ろの男の人とコソコソ話していた。
「はあ…、五月蝿い。」
「香織と綾の仇は絶対、取るから。」
「わかったわかった。じゃ、はーじめ。」
めんどくさそうに流架は合図を送る。
そして、回りに居た下っぱの男達は一気にその人達に襲いかかった。