地味女が巻き込まれました。【下完】



豹の病室に着くと、豹の様子を見て驚いた表情をする優。



「フォッフォッフォッ・・・愛が籠った冠じゃなあ・・豹くんの嬉しそうな表情が見えるわい。」



お爺ちゃんはお世辞を言ってくれているのか、私が手に持つ花の冠を見て言う。


そして豹に直接渡すことは出来ないので、何も乗っていない、開いた机にそっと置いた。



パンパンッ



と手を二回叩き、まるで神社に来た様な感じで顔の前で合掌する。



「早く元気になって下さい!!どうか、神様豹を助けて下さい!!」



うるさいくらいの、大声でそう祈った。



聞こえた・・・豹?




貴方には届きましたか?




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