君いつも僕のそばに…
僕は諦めて携帯を閉じる。

気のせいか……。


再び僕は歩き出す。



……みき



僕は彼女の名前を、ぽつりとつぶやく。




その時、




僕の前を横切ろうとした男が、ちらりとこちらを見た。



一瞬、男と目が合った…………

気がしたが、男はまたすぐに人込みの中へと消えて行った。


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