君いつも僕のそばに…
……白衣を来た年配の男性。ナース。

僕は病院のベットに点滴をした状態で、横になっていた。



みきを探しに行った途中で、僕は高熱で倒れたのだという。
それを、美咲が見つけたのだという。


意識を取り戻してから、数日がたっていた。




明日には退院できますよ。



ちょっと小太りな年配の医者が、僕の胸に聴診器をあてながらいう。



柏木さん。お友達が面会にいらしてますよ。



病室ドアが開いて、若いナースが入って来た。



君、問診中だよ。



年配の医者がナースに一喝する。

申し訳なさそうにするナースの後ろに、ひょろりと背の高い人影が見えた。





隼人だった。





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