君いつも僕のそばに…
じゃあね。

彼女はいつの間にかギターをケースにしまっていた。

それを両手でちょっと重そうに持ち上げる。

毎晩ここにいるの?

僕はちょっとあわてて聞いてみた。

気が向いた時ね。

ふーん。

じゃあ。

うん。

彼女は駅の反対側の方へ歩いて行った。


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