カクテル・ナイト



『……顧客の秘密は守るべきよ、翔くん』

『すみません!!拓夢さんが、どうしても…って』


折角のあたしの一週間の楽しみが壊されるのも癪なので、大きな溜め息と共に席についた。


『翔くん、マティーニ』

『は…はい!!』


別にここに来るのは自由だし、オンナを探しに来るのも、そのまま持ち帰るのも結構。


ただ、それはそのオンナがあたしじゃない場合でないと当てはまらない。


< 11 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop