手をつなごう
私は、自分の目を疑った。

だって…昨日アドレスを聞いたばかりなのに!!!


雪乃と賢くんが付き合う事になったらしい…



なんて展開早すぎ…!!!それに賢くんが雪乃と付き合うなんて考えもしなかった。



私は、二人の事を素直に喜べずにいた。


そして、外は雨……

しかもドシャ降り……


今の私の気持ちを表している様だった。




憂鬱なまま私は、学校へと向かいながらピンクの傘をクルクル回しため息をつく。


っていうか…賢くん、好きな人いない!!って言ってたじゃん!!!!


もしかして本当は、賢くんは雪乃が好きなのを隠してたの???



私は、いろいろ考えては溜め息の繰り返しだった。


その時だった……



−ブルブルッ……


マナーモードにしていた携帯が振るえた。


…ん!?!?メールだ。
しかも賢くんから…!!
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