手をつなごう
慌てて化粧品をポーチへとなおし、二人でトイレを出た。


会場に間に合った私達は…よかったとばかりに胸を撫で下ろした。


華織とゼミが幾つか同じになり、仲良くなるのに時間はかからなかった。




−−プルルッ……


一人、家でテレビを見てくつろいでいた私の携帯が鳴った。



あっ!!麻梨ちゃんからだ!!!


「もしもし…麻梨ちゃん久しぶりだね〜元気だった??………」

っと卒業して以来になる麻梨ちゃんとの会話に花が咲いた。


「うん、分かった。じゃあ今度の日曜ね…バイバイ」


私と麻梨ちゃんは久しぶりに会うことにした。



…日曜が待ち遠しいなぁ!!

麻梨ちゃんに会うのって、何ヶ月ぶりなんだろう??


私は浮かれモードになっていた。



そして…待ちに待った日曜日になり、私は待ち合わせ場所で麻梨ちゃんを待っていた。
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