手をつなごう
男の子の注目をいっせいに集めた。


そして、みんなでカラオケに行ったのはいいが…
華織の周りに男の子が集中してしまい、他の女の子達は歌う事に没頭していた。


そんな人達を横目に私と麻梨ちゃんは、昔話を夢中でしていた。



……私は麻梨ちゃんに初めて賢くんや雪乃の事を話した。


「へぇ…そんな事があったんだ。っで??今でも好きなの?」

そう麻梨ちゃんに聞かれた私は直ぐには答えられずにいた。


好き…今でも好きなのかな??

確かに雪乃と賢くんが、今でも付き合ってるのか気になる。


すると…


「それが答えなんだ…未唖。今でも好きって事なんじゃない??」


「…そんな事ないよ。今となれば良い思い出だよ」



そう…あの二人の事は良い思い出!!!


淡い…淡い思い出。
< 31 / 44 >

この作品をシェア

pagetop