手をつなごう

予感の先

私はようやく短大にも慣れ…そして、華織は合コンの女王と呼ばれる程…合コンばかり。


「もぅ未唖ってば…行こうよ!!合コン。ねっ!楽しいんだから…」


「…うぅん。やっぱり止めとくよ」


合コンって気分じゃないし…!!
行っても華織ばかりに男の人が集まるしなぁ〜。


「そんなんじゃ、彼氏できないよ〜!だから行こう、、ねっ!!
よし、決まり!今日だからね…待ってるよ。」


…ちょっ、ちょっと勝手に決めて〜!!!!


華織って以外に男らしいトコがあるからなぁ〜。



何を着ていこうかな……私ってば、なに気合いいれてんの!!




………はぁ。


なんか行くの、やだなぁ〜 。


……どうしよう。


私は華織と約束した居酒屋の前をウロウロしながら入るのをためらっていた。


そんな私に、華織から早く来なさい!という催促の電話があり、仕方なく居酒屋へ入った。
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