手をつなごう
こっち!こっち!と手を振る華織。


渋々、イスに座る私、すると前の席に座っている男の人が笑いながら、いろいろと聞いてきた。


「…えっ。そうなんだ。俺と同じ大学にも未唖ちゃんと同じ高校でた奴がいるよ」


へぇ……。っとそんな事を聞いても興味が持てないでいた。


「名前なんだっけなぁ〜。確か花木?あ〜花木 賢明!!」


はっ、、花木 賢明って賢くんの事じゃ!!
この人、賢くんと同じ大学なんだ!!


……嘘でしょ。マジで………!!


「…えっ!?その花木くんって知ってるんですか??」


私は今までとは違い、身を乗り出しながら彼に話しを聞いた。


「あっ、あぁ〜」


あまりにも必死に聞いてる、私に彼は少しひいていた。



…………。


って何で賢くんの事に、こんな必死になってるわけ??


もう、関係ないはず…なのに!!
それに雪乃と、まだ付き合ってたら????
< 34 / 44 >

この作品をシェア

pagetop