手をつなごう
あれから、賢くんは人が変わったようにリハビリにも励み…やっと退院する事が出来た。




………そして数え切れない程、季節は巡り。


私は短大を卒業して、社会人となり日々、頑張っています。


賢くんはというと、車イスというハンデを乗り越えるべく、いろんな事に挑戦しています。


時が経つのは早いと、感じさせられる事も多くありました。


なんと!私の元に雪乃から、ハガキが届きました。

結婚して幸せに暮らしていると…!!



私達はグルグルと遠回りばかりして来たけど、今はとても幸せです。


大好きな賢くんと二人で…居られるから。


手を取り合い、支え合い、そして、永遠に愛していくと誓ったあの日を…



大切にしていきたい。



…たがら、手をつなごう。

二度と、この手を離すことのないように……



−−END−−
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