手をつなごう
私は、ついテンションが上がってしまい話しに夢中になっていたのだ。


「…ゴメン、、、なさい。早く終わらせないとね!!」


慌ててプリントをやり始めると…


−クスッ…
っと笑いながら賢くんは、窓の外を見ていた。



その横顔が、なんだか淋しそうに見えて…
そして夕日に照らされた顔がとても綺麗だった。


賢くんは、サラサラの髪に目鼻立ちがハッキリしていて、今で言うイケメンタイプなのだ。


中学時代はよく女の子に告白されていた。


でも付き合ったっていう話しは聞いた事がないなぁ…!!



私は思いきって賢くんに聞いた。



「賢くんって好きな人とかいないの??」


すると…


賢くんは顔を赤くしながら…いないと答えた。

そして私が顔が赤くなってると、からかうと賢くんは慌てて夕日のせいにしていた。
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