おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜
車を左に停め、外に出ようとしたら有希の方から小走りに車の助手席側に近付いて来た。
すかさず助手席の窓を開こうとしたら、俺より先に金沢が開けていて、
「おはようございます」
なんて有希に話し掛けていた。俺も続いて、
「おはよう。待った?」
と声を掛けた。ちょうど約束の時間なのだが、有希はもっと前から外で待っていたのだろうか。寒い中を……
「おはようございます。私も今出て来たところです」
「そう?」よかった……
「あの……いいんですか?」
有希が困ったような顔でそう言った。助手席に金沢が乗っているのを見て、自分も車に同乗してよいのかどうか、迷っているのだろう。
すかさず助手席の窓を開こうとしたら、俺より先に金沢が開けていて、
「おはようございます」
なんて有希に話し掛けていた。俺も続いて、
「おはよう。待った?」
と声を掛けた。ちょうど約束の時間なのだが、有希はもっと前から外で待っていたのだろうか。寒い中を……
「おはようございます。私も今出て来たところです」
「そう?」よかった……
「あの……いいんですか?」
有希が困ったような顔でそう言った。助手席に金沢が乗っているのを見て、自分も車に同乗してよいのかどうか、迷っているのだろう。