おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜
まさかのキス
「え?」と言い、有希が驚いて俺の顔を見るのが、前を向いて運転中の俺でもわかった。
クソッ。やっぱりそうか。
「誰かと待ち合わせてるんだろ? 携帯の電源を切ったりして、すっぽかすつもりなのか?」
「おじさんって、意外に頭いいんだね?」
「意外にって、おまえなあ……。でも、バカだったらよかったなと思うよ」
次に俺は、本当は聞きたくない事を聞いた。俺の想像が、外れる事を期待しながら、
「彼氏か?」と。
果たして有希は……コクンと頷いた。
ああ、クソッ! 想像が当たっちまった。
でも待てよ。なんでだ?
なぜ有希は彼氏との待ち合わせ、つまりデートがある事を俺に隠し、すっぽかそうとしたんだろうか……
クソッ。やっぱりそうか。
「誰かと待ち合わせてるんだろ? 携帯の電源を切ったりして、すっぽかすつもりなのか?」
「おじさんって、意外に頭いいんだね?」
「意外にって、おまえなあ……。でも、バカだったらよかったなと思うよ」
次に俺は、本当は聞きたくない事を聞いた。俺の想像が、外れる事を期待しながら、
「彼氏か?」と。
果たして有希は……コクンと頷いた。
ああ、クソッ! 想像が当たっちまった。
でも待てよ。なんでだ?
なぜ有希は彼氏との待ち合わせ、つまりデートがある事を俺に隠し、すっぽかそうとしたんだろうか……