おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜
有希の秘密
「なんか、家の中全体が臭う気がする。空気、淀んでるんじゃない?」
有希は部屋に入りながらそう行った。
それは確かにそうかもしれない。昨日から窓もドアも閉め切ったままだったし、テーブルの上には乾きものの肴が食いかけで放置されてる。ウイスキーを飲んだグラスなんかもそのままだしな。
「確かにそうだな? すぐ掃除するからさ……」
ついさっきまでは何もする気力がなかった俺とは思えないほど、機敏な動きで部屋の片付けを始めようとしたのだが、
「それはいいから、おじさんはお風呂に入れば?」
と、有希はそんな俺の腕を引きながら言った。
「風呂も入るけどさ、その前に掃除をしないと……」
有希を振り向いてそう言うと、
「掃除は私がやっといてあげる」
そんな意外な言葉が返ってきた。
有希は部屋に入りながらそう行った。
それは確かにそうかもしれない。昨日から窓もドアも閉め切ったままだったし、テーブルの上には乾きものの肴が食いかけで放置されてる。ウイスキーを飲んだグラスなんかもそのままだしな。
「確かにそうだな? すぐ掃除するからさ……」
ついさっきまでは何もする気力がなかった俺とは思えないほど、機敏な動きで部屋の片付けを始めようとしたのだが、
「それはいいから、おじさんはお風呂に入れば?」
と、有希はそんな俺の腕を引きながら言った。
「風呂も入るけどさ、その前に掃除をしないと……」
有希を振り向いてそう言うと、
「掃除は私がやっといてあげる」
そんな意外な言葉が返ってきた。