おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜
「お、おじさん……?」


「ごめんよ。でも、変な下心はないから」


「それはわかってるけど、なんでおじさんが泣いてるの?」


「だって、有希が可哀想で……。泣いていいんだぞ。俺の胸で」


「泣きそうだったけど、泣けないよ。おじさんに先に泣かれちゃって……」


「う……、すまん」


「しょうがないなぁ」


 俺は有希に頭を撫でられ、気付けば俺が有希の胸に顔を埋めて泣いていた。俺ってば、すっげえ格好悪いよな?

 それはわかってんだけど、涙はなかなか止まってくれなかった。


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