おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜
有希との“最後の晩餐”は終わった。
「おじさん、私お風呂に入って来ていい?」
そう聞かれ、習慣的に“いいよ”と答えそうになったのだが、
「悪いけど、今夜はもう送ってくよ」
と俺は答えた。本当は有希と少しでも長くいたいのだが、それは未練がましいし、湯上りの色っぽい有希を見たら、俺は何をするか分からないから。
「えー、まだ帰りたくなーい」
有希は可愛らしく、子供みたいに拗ねた。実際、まだ子供なんだよな。そして俺は、おじさん。所詮は結ばれない運命だったんだな……
「疲れたから、もう眠いんだよ」
それはある意味本当だった。たぶん俺の脳は、この現実から逃避をしたがっていた。
「おじさん、私お風呂に入って来ていい?」
そう聞かれ、習慣的に“いいよ”と答えそうになったのだが、
「悪いけど、今夜はもう送ってくよ」
と俺は答えた。本当は有希と少しでも長くいたいのだが、それは未練がましいし、湯上りの色っぽい有希を見たら、俺は何をするか分からないから。
「えー、まだ帰りたくなーい」
有希は可愛らしく、子供みたいに拗ねた。実際、まだ子供なんだよな。そして俺は、おじさん。所詮は結ばれない運命だったんだな……
「疲れたから、もう眠いんだよ」
それはある意味本当だった。たぶん俺の脳は、この現実から逃避をしたがっていた。