おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜
「これも義理?」
有希はちょっと上目遣いに俺をジロッと見て言った。
「だと思うよ。手作りじゃないって言ってたし……」
「“手作りじゃなくてごめんなさい”って言われたの?」
「ん? まあ、そんな感じだったかな」
実際のところ、金沢愛美がどんな言い方をしたかなんて覚えてなかった。
「だったら義理じゃないじゃん。手作りでもおかしくないって事でしょ?」
「おまえさ、手作りにこだわるけど、おまえだって義理で手作りチョコをくれたじゃん?」
「それは……まあ、そうだけど……」
俺の追及に、なぜか有希は歯切れが悪かった。
有希はちょっと上目遣いに俺をジロッと見て言った。
「だと思うよ。手作りじゃないって言ってたし……」
「“手作りじゃなくてごめんなさい”って言われたの?」
「ん? まあ、そんな感じだったかな」
実際のところ、金沢愛美がどんな言い方をしたかなんて覚えてなかった。
「だったら義理じゃないじゃん。手作りでもおかしくないって事でしょ?」
「おまえさ、手作りにこだわるけど、おまえだって義理で手作りチョコをくれたじゃん?」
「それは……まあ、そうだけど……」
俺の追及に、なぜか有希は歯切れが悪かった。