おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜
「同期って?」


「入社した年が一緒の仲間さ。学校で言えば同学年、って事になるな。と言っても、同期は俺を入れて7人しかいねえけど」


「ふーん。でも、仲がいいんでしょ? その金沢さんって人と」


「まあ、仲は……悪くはないな」


「エッチした?」


 なぬ!?

 いきなりそういう事を有希が口走るとは思いも寄らず、俺は思わず息を飲んでしまった。有希は、ジトーって感じの目付きで俺を見ている。


「そ、それは……」


「したんだ?」


「い、一回だけ……」


 くそーっ、俺って嘘つけないんだよなぁ。


< 50 / 206 >

この作品をシェア

pagetop