おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜
と俺が言うと、有希は「やったー! 楽しみだなあ」と言ってニッコリ微笑んだ。可愛い顔で。
俺って、有希のこの笑顔に弱いかもしれない。
これからもちょくちょくこうやって有希と向かい合わせで飯を食うって、いいかも……
てな想いは胸に仕舞い、わざとつまらなそうな顔をして、
「人のために飯作るなんて、面倒臭くねえの?」
と言ってやった。ところが有希は笑顔のままで、
「私も食べるもん。料理は好きだし」
と言った。
「へえー、おまえ料理が得意なの? 意外なんだけど」
「得意とは言ってないよ。好きって言っただけ」
「好きなら得意なんじゃねえの?」
「そんなの、やってみないと解らないじゃない?」
「やってみないと、って……。大丈夫なのか?」
「何とかなるよ。勉強するし」
そう言って有希はエヘヘと笑い、俺も釣られてアハハと笑ってしまった。
俺って、有希のこの笑顔に弱いかもしれない。
これからもちょくちょくこうやって有希と向かい合わせで飯を食うって、いいかも……
てな想いは胸に仕舞い、わざとつまらなそうな顔をして、
「人のために飯作るなんて、面倒臭くねえの?」
と言ってやった。ところが有希は笑顔のままで、
「私も食べるもん。料理は好きだし」
と言った。
「へえー、おまえ料理が得意なの? 意外なんだけど」
「得意とは言ってないよ。好きって言っただけ」
「好きなら得意なんじゃねえの?」
「そんなの、やってみないと解らないじゃない?」
「やってみないと、って……。大丈夫なのか?」
「何とかなるよ。勉強するし」
そう言って有希はエヘヘと笑い、俺も釣られてアハハと笑ってしまった。