おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜
「どうせ車で出掛けるんでしょ? そのついでに駅へ寄ってくれてもいいんじゃない? 方向が違うの?」
「方向はほぼ同じなんだけど、駅に行って戻ると約束の時間に遅刻しそうなんだよ」
「戻る? その子の家に先に寄ればいいんじゃないの?」
「いやあ、それはちょっと……」
金沢と有希を会わせるのにはちょっと、いやかなり抵抗があった。なぜなら、俺と金沢の仲を有希に誤解されるのがイヤだから。
金沢をアパートに泊めた事は間違いなく有希にばれるわけで、実際には金沢とは何もなかったのだが、有希はそうは思わないだろう。それをわざわざ説明するのもどうかと思うし……
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、
「駅って結構遠いんでしょ? 道知らないし、歩くと気持ち悪くなりそうだから、送ってって」
そう言った金沢には、歩く気は全くなさそうだった。
「方向はほぼ同じなんだけど、駅に行って戻ると約束の時間に遅刻しそうなんだよ」
「戻る? その子の家に先に寄ればいいんじゃないの?」
「いやあ、それはちょっと……」
金沢と有希を会わせるのにはちょっと、いやかなり抵抗があった。なぜなら、俺と金沢の仲を有希に誤解されるのがイヤだから。
金沢をアパートに泊めた事は間違いなく有希にばれるわけで、実際には金沢とは何もなかったのだが、有希はそうは思わないだろう。それをわざわざ説明するのもどうかと思うし……
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、
「駅って結構遠いんでしょ? 道知らないし、歩くと気持ち悪くなりそうだから、送ってって」
そう言った金沢には、歩く気は全くなさそうだった。