イジワル先輩の甘い恋の魔法
「…………いっ!」
「力抜けよ」
無理無理、そんなの無理!
痛くて余計に力が入る。
私は涙目で首を左右に振るけど、黒崎先輩は私の身体をギュッと強く抱きしめた。
さっきよりも大きな痛みに襲われる。
痛くて声が出ない。
初めては痛いと聞いていたけど、ここまで痛いとは思わなかった。
でもその痛みが、だんだんと快感に変わっていき自然と口から声が漏れるようになっていた。
黒崎先輩の背中に手を回す。
黒崎先輩も私の身体をギュッと抱きしめた。