イジワル先輩の甘い恋の魔法
幸いにも学校の隣がコンビニで、そこでサンドイッチとカフェオレを買って学校に戻った。
明日はちゃんとお弁当を作って行こう。
あの事務室の雰囲気が初日にもかかわらず苦手で、私は事務室に戻らず体育館裏にベンチがあるのを見つけて、そこでサンドイッチを食べることにした。
体育館の中からは運動部の生徒たちの賑やかな声が聞こえてくる。
サンドイッチのラップを外して、ひとつ取り出しパクリとかぶりついた。
初日からいろいろあり過ぎて疲れたな……。
もう辞めたい……。
でも生活があるからそんなこと言ってられないし。
私はサンドイッチを食べながら空を見上げ、大きな溜息をついた。