sakura drop
いつものように定期検査を受けた後、ロビーを通り自分の病室へ戻ろうとした時…、
―Σドン!!
鈍い痛みが全身に走った。
「~~~~~ッ!!」
「ごめん!!…大丈夫か!?」
「――はい、大丈夫です。」
床に座り込んだまま何とかそう言ってぶつかった人を見上げると、
帽子を深く被りサングラスをつけた男の人がオロオロしてた。
「――クスッ。」
あまりにも挙動不審で、つい笑ってしまった。笑
「?…どした??」
「ご、ごめんなさい!!…あまりにも挙動不審だったからついι」
「あぁ、いいよ気にしてねぇーし。」
「…ごめんなさいι」
「だからいいって…それよりさぁ、あんたいつまで床にへばりついてんの?微笑」
「…あッ//」
今度は私が笑われる番だった。
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