sakura drop
仁と初めて出逢ったあの日
風邪気味で病院に来ていた仁と出逢い、私と仁は他愛のない話をして過ごした。
そして、
この日から仁はよく病院に来ては、私にいろんなことを教えてくれた。
―仕事のこと
―メンバーのこと
―友だちのこと
私が知らないことをいっぱい教えてくれた。
そして私の
病気の事も仁には全部話した。
最初は驚いていたけど、仁は“そんなのかんけーねぇよ”って言って笑った。
私はこのたった一言で、私の心につっかえていたモノが軽くなった気がしたんだ。
そんな仁の優しさに触れた私は少しずつ好意を抱いていった。
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