SEASONS【完】
「思わないんじゃない?
あっさり振られたけん、好きでいて欲しくないのかもよ?」
「そうだったら、尚更月曜会いにくくない?」
そう言う結花の表情は、凄く心配そうだった。
「まぁ、何事もなかったようにするよ。
周りに何言われても無視で。
答える必要ないけん」
「それでいいんじゃないかな。
あとは、相手の出方だよね」
「嘘だと思いたいんならそれでいい。
うちは、あの人との付き合いを望んでいる訳じゃないけん」