SEASONS【完】
あれから、全然水樹とは連絡を取っていなかった。
なんとなく気まずくて、迷っていたらいつの間にか時が経っていた。
こんなに時間が経っていたら、余計にどうしていいか分からなくなる。
いくらあたしでも、女友達に関しては広い心を持てる訳がない。
もちろん水樹のことは信じているけど、毎回じゃ不安だってある。
疑う気持ちだって出て来る。
こんなにも自分の中に嫉妬心があるなんて、思いもしなかった。