SEASONS【完】
*張り裂けそうな想い
彼と会った日の夜、1週間ぶりに水樹からメールが来た。
普段のあたしだったら、喜ぶところだ。
だけど、胸が痛くなった。
なんだか、全てがバレてしまいそうで怖くなった。
すぐに寝るわけでもないのに、“眠たいので寝るね”と言って、すぐメールをやめた。
その後、罪悪感に包まれてしまう。
あたしは、言っていることとやっていることが矛盾している。
何がしたいのか、自分でも分からない。
もう、水樹だけを責めることは出来ない。