SEASONS【完】
*初めての想い
その後も、相変わらず滑っていた。
ただ、さっきみたいなことがあると嫌なため、
今度ははぐれないようにお互いの位置を確認しながら滑っていた。
「ねぇ絢子、お腹すかない?
喉も渇いたし」
そう結花に言われて時計を見ると、お昼もだいぶん過ぎていた。
夢中に滑っていたから、時間も気にしていなかった。
「そうだね。
なんか食べよう」
それからハウスへ行って、休憩した。
軽食を頼み、温かい飲み物で体を暖めた。