SEASONS【完】
アタシが驚いて躊躇うのにも構わず、当然のように俊介くんは入って行く。
「ここに、入るんですか?」
確認するように聞くけど、その問いに俊介くんはにっこり笑うだけ。
そして、ホテル内のレストランに入った。
予約をしていたみたいで、俊介くんがスタッフに名前を言うと、席に案内してくれた。
お昼時で混んでいたけど、すんなり入れたんだ。
このレストランは、美味しくて有名。
友達同士はもちろん、カップル客も多いらしい。