SEASONS【完】



言われた瞬間、時が止まってしまったような気がした。


思考が停止して、呼吸をするのを忘れてしまうぐらい驚いた。


聞き間違いじゃないかと思うぐらい、アタシには信じられない言葉だった。




「聞いている?」




アタシの反応がなく、心配そうに聞いてくる。


それにアタシは、頷くだけ。


まだ混乱していて、言葉が出ない。



どうにか反応したアタシを見て、俊介くんは続けた。




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