SEASONS【完】



「完全に、飲み過ぎだな。
少し、休憩しよう」




そう言って、美羽の腕を掴んだのは、旦那である水樹だった。




「飲み物は持って来るけん、ちょっと待ってて」




千晃に向かってそう言った水樹は、美羽を連れてキッチンへ行った。




「ごめーん。
少し、調子に乗りすぎたぁ」




冷蔵庫から水を取り出して、それを飲みながら水樹に謝った。




「別にいいけど、そんなに浮かれることがあったか?」




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