SEASONS【完】

*六雫




雅治に会ったあと、少しドライブしてから2人は別れた。


美羽は、家に帰ってすぐに水樹に抱きついた。




「美羽?どうした?」




お帰りと迎えてくれた水樹は、特別驚きもせず、不思議そうに聞いた。


理由を聞かれたところで、美羽に答えられる訳がなかった。

何も話していないのだから。


ただ、久しぶりに雅治と会って、少し心がざわついただけ。

それだけのこと。




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