SEASONS【完】

*サクラ、サク




「すいません……」




泣き止み、落ち着いてから謝った。


自分のことで泣かれた訳じゃないのに、ずっと傍にいるのはキツイと思う。


それも、何も言わずただ隣にいるだけなんて、余計に。



だけど、蓮杖さんはにっこり笑った。




「落ち着いた?」




声も優しかった。




「はい。
……って蓮杖さん、仕事大丈夫ですか!?」




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