ピアノレッスン
「・・・ご主人様の命令は絶対だ、亜澄」

近づいてきた唇にぎゅっと目を閉じると、秋月はわざと唇の端に触れるか触れないかのタッチで触れた。

「・・・お前から欲しくなるように教育してやる」

「な、ならない!!」

そう言ってさらに顔を背けようとするけど、秋月の力は強かった。

「・・・もうなってるだろ?」

そう言いながら、スカートの中に秋月の手が滑り込む。

その指先の感触に思わず身体がびくんと震える。


「ほら、思い出すだろ?もっとって欲しがっただろ?」


秋月の手は遠慮なく下着のふちまでたどり着くとそのラインをなぞりながら

ゆっくりと内腿のほうに方向を変えた。


「ほら、ここ熱くなってる」

内腿を撫で、秋月の指先が下着の中に差し込まれる。

「あっ」

思わず変な声が漏れてしまって、私は慌てて自分の唇を噛んだ。

「・・・もっと声出してもいいんだぜ?ここには俺とお前の二人しかいない」

秋月の指先が与えてくる感覚は、正直気持ちいい。

でも、まだ・・・

まだ話が終わってない・・・・
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