ピアノレッスン
「は!?」
予想もしなかった言葉に思わず、ミルクをこぼしそうになってしまった。
「だって、そうだろ。触られると自ら腹出して喜んでるし」
「よ、喜んでない!!!」
朝から何の話をするかと思えば・・・
私は気持ちを静めるために、ホットミルクを慌てて口にした。
「昨日の続き話してやるから、着替えて来いよ」
秋月は食べ終わったお皿を持ってキッチンに向かう。
私はそのあとをとことことついて、そのまま2階へと向かった。
階段を上がると、さっきは気づかなかったのだが他にも部屋があったことに気づく。
そういえばまだこの家の中、よく知らないな・・・
そう思いながら、自分がいた部屋と反対のほうに歩いていった。