ピアノレッスン
着替えてから1階に下りると、秋月は暖炉の前に腰を下ろしていた。

秋月はまっすぐに暖炉の炎を見つめながら、時折コーヒーをすすっている。




今朝はあまり意識していなかったんだけど、私服姿の秋月って初めてかも・・・



アーガイル柄のVネックセーターに着慣れた感じのジーンズ

Vネックから見える鎖骨は男の人なのに、すごくきれいで思わず見惚れてしまう。






・・・私、秋月に・・・・






ふと夕べのことを思い出してしまい、一気に顔が熱くなる。






や、やだ・・・

急に意識・・・っ・・・



無意識に首をふるふると振っていると、私に気づいた秋月がおい、と短く呼んだ。




慌ててそばに行くと、ずいっとマグカップを渡される。
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