ピアノレッスン
「えっ」
「えっ、じゃないだろ、亜澄」
すっと近づいてくる秋月に、私は思わずあとずさる。
でもすぐ後ろにはソファーがあって、私は思いっきりつまづいてしまった。
「きゃっ」
ソファーの上に寝そべってしまった私の上に、秋月が覆いかぶさり
もう一度あごを持ち上げられる。
キスされる!!
そう思って、目をつぶると落ちてきたのは、思いがけないほど優しいキスで・・・・
何度か唇をついばまれると、思わず力が抜けてしまった。